こんにちは!ノネです。
今回は、特にシニア世代でクローズアップされている、ロコモについてご説明したいと思いま
す。この事も前回の記事でご紹介した健康寿命と関係がありますので、関連づけて、解説した
と思います。この事象は、ミドル世代から心構えを持っていれば、防げるとノネは思っていま
す。
ロコモとはどのような定義か
ロコモとは、【運動器症候群:ロコモティブシンドローム】の略です。同時に、「運動器の障
害」により「要介護になる」リスクの高い状態になることも指します。
ロコモになる原因として、挙げられるものとして、「運動器自体の疾患」と、「加齢による運
動器機能不全」の2つがあります。
運動器自体の疾患(筋骨格運動器系)
加齢に伴う、様々な運動器疾患。たとえば変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背、易骨折性、変
形性脊椎症、脊柱管狭窄症など。あるいは関節リウマチなどでは、痛み、関節可動域制限、筋
力低下、麻痺、骨折、痙性などにより、バランス能力、体力、移動能力の低下をきたします。
加齢による運動器機能不全
加齢により、身体機能は衰えます。筋力低下、持久力低下、反応時間延長、運動速度の低下、
巧緻性低下、深部感覚低下、バランス能力低下などがあげられます。「閉じこもり」などで、
運動不足になると、これらの「筋力」や「バランス能力の低下」などと、同時に、「運動機能
の低下」が起こり、容易に転倒しやすくなります。
ロコモとBMI値との関係性について
ノネは、BMI値が25以上だったので、減量を決意し、BMI値を22(病気になりにくいとさ
れている数値)までに、食事と運動を併用して減量してきました。
それに対し、ロコモと診断されているシニア世代は、「低栄養傾向」(BMI値20以下) と言
われています。
確かに、加齢に伴い、食が細くなる傾向にあります。ロコモは、「ねたきり」や「要介護」の
主要な原因です。いわゆる「健康寿命の短縮」の要因のひとつになっています。
シニア世代の方は、これらの「加齢」や「運動不足」に伴う、「身体機能の低下」や、「運動
器疾患」による痛みや、易骨折性(軽微な外傷による骨折)など、多様な要因があいまって、
いわば「負の連鎖」により、バランス能力、体力、移動能力の低下をきたし、ついには、立っ
て歩く、衣服の着脱や、トイレなど、最低限の日常生活動作さえも、自立して行えなくなり、
「健康寿命の短縮」、閉じこもり、寝たきりなどの「要介護状態」になっていきます。
メタボとロコモとの関係性について
メタボ(メタボリックシンドローム)は、心臓や脳血管などの「内臓の病気」で「健康寿命」が
短くなったり「要介護状態」になるのに対し、
ロコモ(ロコモティブシンドローム)では、「運動器の障害」が原因でおこります。
「ロコモ」と「メタボ」や「認知症」を、合併する方も多いという報告もあります。
年齢を重ねてきて、寝たきりや、痴呆になって、要介護となることはできるだけ避けたいもの
です。これらの「健康寿命の延伸」、「生活機能低下の防止」には、ミドル世代からの、予
防、早期発見・早期治療が重要です。
ノネが受講しました、市の無料講座においても、特に女性に関して、ロコモ傾向と判断された
方もいました。
また、パフォーマンスの維持の記事で示しました、
①階段を昇るのに手すりが必要である、支えなしには椅子から立ち上がれない
②15分くらい続けて歩けない
③転倒への不安が大きい
④この1年間で転んだことがある
⑤片足立ちで靴下がはけない
⑥横断歩道を青信号で渡りきれない
⑦家のなかでつまずいたり滑ったりする
上記7項目で1つでも当てはまるシニア世代の方は、お近くの「整形外科専門医」でのチェッ
クをオススメします。
いかがでしたでしょうか。
加齢に伴い、太りすぎも、痩せすぎも、健康寿命と関係があることがおわかり頂けましたでし
ょうか。
食事面では、3食食べる。運動面では、下半身、特に太ももと、ふくらはぎの強化、が有効と
言われています。
いつまでも、健康寿命を意識し、健康的な毎日を過ごしたいものです。